フェミニストの結婚準備録

ゆとり世代のフェミニストが結婚するまでと結婚してからの記録です

もっと自由に生きるために、私は結婚したいのです(フェミニスト、結婚を前提にお付き合い編)

 

前回の記事はこちら

feministwedding.hatenablog.com

 

新入社員はフェミニスト

社会に出るタイミングで結婚という選択肢を認められるようになった私は、
公私ともに男女問わず多くの人と関わりを持つなかで
自分がどんな対人関係を望んでいるのか、
何に差別や偏見を感じるのかはっきりと認識するようになりました。

 

先輩や取引先の担当者の言葉に
ジェンダーバイアスをかぎとって愛想笑いもできなくなったり、
ひどい冗談は聞こえなかったふりをしたり。

 

謙遜なのかわかりませんが、自分の妻を悪くいい、
男は風俗に行って当たり前、ぐらいの発言をした先輩が本気で許せなくて軽蔑したり。

女性社員によく軽口をたたいていた上長に、
「〇〇さんにはそういう冗談いうのやめとくわ」と
デリケートな部下認定されたこともあります。

面倒くさくて扱いにくい新人だったと思いますが、
愛想笑いをして「ウケた」と思われるのも、
そういうことを言っても大丈夫な大人な(ものわかりのいい)人と思われるのも癪でした。

社会で色々な考えに触れるたび、
願わくば、プライベートでは、
女性ということで偏見を押しつけずに対話ができる人と一緒にいたい。
そんな思いを強くしていったのです。

フェミニスト、狩りをする

そんななか、社会人2年目、23歳の時に
仕事を通じてとても気になる先輩(結婚することになる彼)と出会いました。

 

36歳で独身だった彼は、
1人でぷらっと海外に遊びにいくようなフットワークの軽さを持ち、
柔らかく世渡りをし、周囲の人には優しく丁寧に接する人でした。


こんな人が一緒にいてくれたら毎日活き活き暮らせそう。

 

そう思いました。

 

私は好みの当たり判定が厳しい反面、
当たった時は凄まじい勢いで追いかけます。
すぐに猛アタックをかけました。

 

……とはいっても、相手は関西エリアでの勤務、私は関東エリアでの勤務。
一回一回のデートにマイルストーンを定め
どんな風に相手にアプローチするかを考え抜きました。
(仕事でもそんな風に提案できればいいのですが……笑)

 

最初は少しでも仲良くなれたら、お付き合いができたら、とだけ考えていました。
1人でいることが好きだから、1人を選んでいるのでは、と思ったからです。

 

何回か話をしていくなかで、結婚願望を持っている、ということはわかったので

まずは彼女に立候補しました。
もちろん、お付き合いの中で結婚相手となる可能性も充分考えた上で、です。

 

・一回り年下の会社の後輩に手を出したと思われたら…
・こんなに若い子に、からかわれているんじゃないか…?
・何の準備もしていないのに、結婚なんて本当にできるのだろうか…

 

気が強くて周りの見えていない23歳の申し出に、
相手は大変戸惑っただろうと思います。

 

私の思いもよらない様々なことを心配しながらも
お付き合いに踏み切ってくれた彼には、本当に感謝しています。

そうして私は、意中の人と結婚を見据えてお付き合いをすることになったのです。